SonicWALL Network Security Appliance (NSA) のCSR作成(OpenSSL利用)
本ページに記載されているCSRの作成方法は、基本的な構成を元にしています。
システム環境等の設定状況により、手順や画面表示が異なることがあります。
アプリケーションやツールなどの仕様や設定手順等でご不明な点がある場合は、それらのマニュアルをご確認いただくか、開発元にご連絡ください。
※この手順によって生じた影響や結果について、弊社では一切の責任は負いかねます。
OpenSSLを利用したSonicWALL (NSA) のSSLサーバ証明書の設定は以下の手順で行います。
本ページでは1と2の手順について説明します。
コンピュータ上のOpenSSLでCSRと秘密鍵を作成
利用中のコンピュータでOpenSSLコマンドを使ってCSRを作成します。
CSR作成と同時に秘密鍵も作成しますので、安全性が確保されたコンピュータで作業してください。
CSR 作成に必要な情報
CSR 作成には以下の情報が必要になるので予め用意してください。
国名 (Country Name)
– 法人の登記国名を記載します。日本の場合は JP です。
都道府県名 (State or Province Name)
– 法人の登記簿謄本に記載された都道府県名をローマ字で記載します。
法人所在地 (Locality Name)
– 法人の登記簿謄本に記載された都市名をローマ字で記載します。
法人名 (Organization Name)
– 法人名を英文で記載します。Whois の登録情報と合致させてください。
部署名 (Organizational Unit Name)
– 部署名を英文で記載します。空でもかまいません。
コモンネーム (Common Name)
– サーバー証明書の対象となるホスト名です。
SSL Plus では www.digicert.ne.jp のように記載してください。
ワイルドカードの場合は *.digicert.ne.jp のように記載します。
上記のような記載方法で、SSL Plus と WildCard Plus どちらの場合でも、/ と https://digicert.ne.jp/ の両方で利用できます。
※2020年12月末をもって組織内の部署名(Organizational Unit Name)の運用は終了いたしました。
2021年1月以降に発行される証明書に組織内の部署名は反映されません。
※関連情報
OUフィールドの廃止に関するご案内
OpenSSLの準備
Unix系OS、Mac OSでは標準でOpenSSLコマンドが使えるはずです。
WindowsでOpenSSLがインストールされていない場合は、「Windows で openssl を使う」 を参照しOpenSSLをインストールしてください。
CSR作成
Unix系OS、Windows の場合
利用中のコンピュータが Unix系OS あるいは Windows の場合、以下の手順で CSR を作成します。
ウイザードでopenssl用のコマンドを作る
ウイザード に必要事項を入力すれば、openssl 用のコマンドを作ることができます。
コマンドの実行
利用中のコンピュータのコマンドプロンプト(Windows)あるいは shell画面(Unix系OS)に、ウイザードで得られたコマンドを貼り付け実行します。
コマンド実行は、実行ユーザーが書き込み権限のあるディレクトリで行ってください。
Mac OS Xの場合
Mac OS X ApacheでのCSR作成方法 を参照してCSR 作成してください。
CSRと秘密鍵ファイルの確認と秘密鍵ファイルの保存
コマンドを実行したディレクトリに CSRファイル({comon_name}.csr)と 秘密鍵ファイル({comon_name}.key)が作成されます。({comon_name}は例です。)
両ファイルとも標準テキストエディタで開くことができます。
CSRファイル({comon_name}.csrファイル)
—–BEGIN NEW CERTIFICATE REQUEST—–で始まり—–END NEW CERTIFICATE REQUEST—–で終わるファイルです。
※{ NEW}は含まれないこともあります。
秘密鍵ファイル({comon_name}.keyファイル)
—–BEGIN NEW PRIVATE KEY—–で始まり—–END NEW PRIVATE KEY—–で終わるファイルです。
※{ NEW}は含まれないこともあります。
※秘密鍵ファイル({comon_name}.key)は第三者が閲覧できないように保存してください。
証明書のオーダー
CSRファイル({comon_name}.csr)をテキストエディターで開き、—–BEGIN NEW CERTIFICATE REQUEST—–、—–END NEW CERTIFICATE REQUEST—–を含むすべてをコピーして、オーダフォームのCSR入力欄に貼り付けてください。
サーバーの種類は「Microsoft IIS8」を選択してください。
関連情報